イレッサ訴訟

今日、23日は　“イレッサ訴訟の東京地裁判決”　の日でした。

今は違う薬（カルセド）のおかげで、こうして元気でいることが出来ていますが
過去に2度、イレッサのおかげで命をつなぐことが出来た私。
（2007年4月25日～2008年11月20日までと2009年8月22日～2010年3月6日）

この判決を直に聞きたくて、Y子RINとMっんと一緒に、東京地裁に行ってきました。

　判決直前に集会を開く原告

　抽選でGETした傍聴券

判決は午後3時から言い渡されたのですが・・・
裁判官の声のなんと小さい事＾＾；しかも超早口＾＾；；しかもしかも超超短時間＾＾；；；

初めて法廷に入った私には良く分かりませんが、こんなに長い間争ってきた事への判決なのに
こんなにもあっけ無く終わるもんなんでしょうか・・・・・？

後で聞いた話も合わせて判決文を簡単にまとめると

東京地裁の判決は国とアストラゼネカ両方共に責任を認めるという事。

つまり原告の勝訴です。
（大阪地裁での判決は、アストラゼネカのみの責任を認めると言うものでした。）

その理由は大阪同様、添付文書（副作用）の書き方にあるとの事でした。

理由は同じでも、判決はこうも違うものなんですね・・・

ただし、イレッサの有効性については、はっきりと認めた上での判決文です。

　判決後、取材を受けている原告

この判決について
この訴訟のすべてを理解しているわけではない私が、ここであれこれ言うつもりは無いですが・・・ 

私は、イレッサも含め、今までの治療が上手くいき
そして、もうすぐ5年が経とうとしていますが

でも、もし私が、仮にいちばん最初にイレッサを使い、その副作用で残念な結果になったとしても
後に続く後輩患者や仲間達の不利益になる事なんて絶対に望まないはず

たとえ、製薬会社や国に非があったとしても、それを認めさせる方法を考えながらも
今、まさに病気と闘っている患者達の事を最優先にする方法であって欲しい。

きっと私はそう願っているはずです。

この先、控訴という方向に進んでいくのか、それともこれで終結するのか分かりませんが・・・

この判決の結果が、これから先の新薬の承認の妨げにならない事を信じています。

 

　ニュースJAPAN（フジTV）の岩澤さん

イレッサの効果は充分にある。

そう確信しながらも、どこかこの　“イレッサ訴訟”　の成り行きを冷めた目で遠くから見ていた私が
この訴訟の事を、もっともっと深く知りたい。と思うきっかけになった人です。

この岩澤さん、穏やかそうな見た目とは違い？
常人にはとても真似できないパワーで、物事の真相をを追求する人なんです。

そんな彼が取材に取材をを重ね
ニュースJAPANで　“イレッサ”　について、近日放送する予定だそうです。

私たち肺がん患者やその家族だけではなく、今はがんとは関係ないと思っている人たちみんなも
もう一度真剣にイレッサについて考えるきっかけになるといいな。

そして、抗がん剤というものの　“意味”　を考えて欲しい。

って、そう思っています・・・

 

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タグ：イレッサ訴訟

コメント 24

薬って本当に　万人に効くわけでもないっていうのが困ったもんで
友人の子供がまだ小さかったとき
ごく普通の抗生剤で　頭の中から足の爪の中まで
びっしりと薬疹が出てしまって
入院までして　どうにか治ったけど
その後も学校のプールの塩素でまた発疹、
かわいそうに思ったおじいちゃんが海に連れて行ったらまた発疹。
病院は「他の方にとってはいい薬です。体調が悪かったからでしょう。」
そんなの納得いかないよね。

それが命にかかわることだったらなおさら。
製薬会社って・・・マイナスのことは隠すばっかりなの？

ＮＯＮちゃんがテレビで見られるかも？
わたしもイレッサのこと、もっと知りたいしどうしてこうなったかも知りたい。
楽しみにしとこ。




by ふうた〜ん (2011-03-24 03:27) 

IRESSAは魔法の薬として登場しました。短期間に多くの患者さんが服用しました。専門ではない開業医も処方しました。その結果、間質性肺炎による死者が出たので、アストラゼネカが緊急安全情報を出しました。
https://e-infostream.com/dbs/newpins/kinkyu/pdf/KINKYU20021015.pdf
計算したら分かりますが、亡くなった方の割合は他の薬よりも少ないくらいです。新聞をサッと読むと一割近くの方が死亡したともとれる記事がありますが間違いです。勝訴したのは緊急安全情報がでる前に服用して亡くなった方々です。問題はあります。緊急安全情報をゼネカが出しても全国の医療機関や薬局に行き渡るまでにはタイムラグがあります。でも情報が出た後の患者さんは対象他なのです。どこかで切るしか方法がないのも事実です。アメリカFDAはすでに効果ナシということでIRESSAを認めていないはずですが、日本人で女性で喫煙歴のない患者さんさんには効果ありの割合が高いですね。
by 夢追人 (2011-03-24 06:56) 

★ふうたん
ふうたんのお友達のお子さんの話
ごく普通の抗生剤でもそんな副作用がでちゃう場合もあるんですね。
同じ結果でも、その時の担当医や病院の対応次第で
印象も大きく変わったんでしょうが・・・
命にかかわる事と、美容室などの接客業を比べるのは？だけど・・・
私たちはクレームが出たときの対応、対処のしかたで
クレームが出る前よりも、さらにそのお客様との信頼関係が築ける。
そう信じて、そのお客様への対応をしてきています。
その結果、完全に納得してもらうまでいかなくても
こちらの気持ちだけは伝わるように、誠心誠意、伝えていきます。
人対人
どんな事も信頼関係が無ければ、シコリだけが残っちゃうと思うから。

今の時代、隠して良いことは絶対に無い。
ウソは必ずバレる。
“損して得取れ”　命にかかわる場合に使って良い言葉じゃないとは思うけど
企業として利益を追求しなくちゃいけない製薬会社も
充分に理解した上で行動しているんだと信じています。

TVはね。まだどうなるかわかんないよ～
でも、この企画は見て欲しいから、また放送が決まったら知らせるね♪
by NON (2011-03-24 12:49) 

★夢追人さん
イレッサ、今でも効く人にとっては　“魔法の薬”　であり
効果も無く副作用ばかりとなってしまえば　“悪魔の薬”　となるんでしょうね。
でもそれはイレッサばかりではなく、どんな抗がん剤でも言えることだと思います。
日本が世界で初めてイレッサを承認したのも
治験で、欧米人に比べて
日本人のがんの縮小効果が大きいことが確認されたからですよね。
夢追人さんが言うように
東洋人＆女性＆喫煙歴がない患者には効果ありの割合が高い。
だからこそ、FDAの結論とかけ離れていても問題は無いんだと思います。

判決での線引・・・その線を何処で引くか？
私にはよく分からないですが、タイムラグなどを考慮していたら
いつまでたっても終わらなくなってしまうんでしょうね・・・
by NON (2011-03-24 13:15) 

経過段階で裁判沙汰になるような事故が起きるか起きないかだけで、
オイラが今服用している薬も試行錯誤の賜物なんだよね。

by 多夢 (2011-03-24 15:23) 

NONさん

寒い中、東京地裁まで聞きに行かれてたのですね！
おつかれさまでした。

抗がん剤、私は卵巣の標準の６クールしかしていないけれど
効果は出ないかもしれない、と理解して受けた治療でした。
そのときは、文句ぶーぶーで受けていましたが、
もし、あの薬が無い時代だったら・・・と、何度考えたことでしょう。

人それぞれ、効果も違えばQOLの優先順位も違うだろうけど
だからこそ治療の選択肢は、少ないより多いほうが良いなと
個人的にですが、そう思います。
願わくば、副作用が少なければ尚ありがたいのですけど。。。

NEWS JAPANの放送は、たのしみですね♪
by るか (2011-03-24 15:35) 

私もイレッサの恩恵を受けたひとりです。

最初に飲む事になった時はこの訴訟問題すら知りませんでした。
でも、イレッサの副作用で亡くなった方がおられるのも事実であり、
ご遺族のお気持ちを考えるととても複雑ではあります。

でも、NONさんも言っていらっしゃる通り、この薬によって私も含め
多くのがん患者が救われている事も分かって欲しいです。
抗癌剤の副作用はイレッサだけではないということも・・・。

なにより、この訴訟問題が我々患者間だけで知るのではなく、
一般の方々にも是非知っておいて欲しいと思っています。

今現在、テレビ報道はほぼ震災一色です。
でも、昨日は一票の格差の判決についてはニュースで流れましたが、
イレッサ訴訟に関しては私が見たニュースでは
取り上げられませんでした。

是非、特集の際には沢山の一般の方にも見て欲しいです。
by あけちゃん (2011-03-24 17:04) 

うーん、難しい問題ですね
自分が使用するものには、興味がありますよね

私も使っていれば同様に見に行ったと思います。
今回は、内容を把握していないので、色々調べてみたいと思います。

by tachi (2011-03-24 19:59) 

NONさん、東京も地震の関係で計画的停電やお店の品物が無かったり、ガソリンスタンドに行列が出来たり・・・色々生活に支障が出ているよですネ。お疲れに成っていませんか？
今日は東京の水事情を知り、数年前に旅先で知り合いになった娘の様な知人（赤ちゃんがいます）にお水を贈ってあげようと思って大手のスーパーに行ったら・・・何と？？数軒廻ってやっと数本確保出来ました。被害の全く無い田舎でもこんな状況です。
買い占めと言うより、被災地の援助や被災地の親族に贈る為のまとめ買いであって欲しいと思いました。
イレッサの裁判の結果の是非は分かりかねますが、興味を持って見てみたいと思います。
薬は人、夫々に効果があったり無かったりだし、私はやっと５年目にして
信頼出来る医師と薬に出会えて痛みから少しずつ脱出出来ている状況です。NONさんに相性の良いお薬が増えると良いですネ。
（長々と書いて御免なさいね・・・）
by ちゃーちゃん (2011-03-24 20:40) 

ＮＯＮさま
はじめまして！５６さんにこのブログを教えていただきました、６４歳８カ月の肺癌ステージ４のオジサンです。昨日私も東京地裁に参観に行きましたが、沢山の人達がすべて反対派に見え同じ考えの方がいらっしゃるとは判断がつきませんでした。イレッサチームも負けずに地裁に行かなければならないと感じた次第です。控訴してアストラゼネカに頑張ってもらいましょう。
by よしお (2011-03-24 21:16) 

ＮＯＮさん、お疲れ様でした。
私もこれを機にイレッサについてブログで纏めておこうと考えています。
ところで先日泌尿器科のドクターに
『あ～、あの訴訟になった薬飲んでるんだ。
死ななくて良かったね。』
まったく・・・、ドクターですらこの程度の認識なのにがっかりしました。

ＮＯＮさんのおっしゃるように、今後の新薬開発・承認と
イレッサ選択の際の患者の不利益にならないことを願うしかありません。
by MAKI☆ (2011-03-25 07:45) 

★多夢さん
多夢さんも、色々なお薬のおかげで
元気でいることが出来ている患者のひとりだものね。
ただ、イレッサの場合は
知らされていなかった副作用によって命を落としてしまった患者が多かったから・・・
今も一部では、薬の効果よりも、副作用が前面に出ているんだと思います。
だから、私の立場から言えること。
私にはイレッサの効果が充分にあった。
この事を言い続けていこうと思います。
by NON (2011-03-25 12:37) 

★るかさん
ずっと行きたいと思っていたので、行って来ました！
私も、ファーストラインで選んだ薬が合わなかったら・・・
そして、その後のお薬も効果が無かったら・・・
今こうして、ここにいることは無かったと思います。
私の場合は、どんなお薬を選択するときも
メリット、デメリットを理解した上で選択してこれたから良いのですが・・・
私も、治療の選択肢は少ないより多いほうが良い。って思います。
だからこそ、正確な情報が必要なんですよね。

るかさん、あの節はありがとうございました＾＾
ただ、あの時と状況は変わってきている思うので・・・
もしかしたら、私のトコはばっさり？？？
そしたらホームビデオにしてもらって一緒に見ましょうね～（笑）
by NON (2011-03-25 12:52) 

★あけちゃん
そうですね・・・
私もご遺族の気持を考えると、とても複雑な気持ちです。
イレッサの副作用で亡くなってしまう方は今もいるけれど・・・
だけど、やっぱり、効果があるものはあるとして
私たちは、それを伝えていかなければいけないんじゃないかな。
そう思います。
そして、副作用の事、効果の事など総合的に見て
患者自身が納得してイレッサを選択出来ればいいな。って思います。

イレッサ訴訟のニュース、多分明日くらいまでここで観られます。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00195891.html
インタビューを受けた原告の言葉は・・・
by NON (2011-03-25 13:03) 

★tachiさん
自分が使っていた、そしてまた使いたい薬の行方はとても気になります。
双方の言い分を聞くと、それぞれもっともな部分があります。
だからこそ、一方の言い分だけではなく、正確な情報を知りたい。
正確な情報をみんなにも知ってもらいたい。
そう思っています。
そして、今治療をしている人、これからする人が混乱しないよに願っています。
by NON (2011-03-25 13:11) 

★ちゃーちゃんさん
そうなんですよね。
効果が100％ある薬なんて無いし、副作用の出方も人それぞれなんですよね。
そのことをきちんと理解する為には、一番身近な主治医との信頼関係
コミュニケーションが大事な事なんですよね。
ただ、イレッサの場合、最初の頃は効果ばかりが先行してしまい・・・
副作用はあまり出ないと言われていたために
こんな事になっちゃったんだと思います。
双方の意見を聞くと、それぞれもっともだと思う部分はありますが
私の場合は、確実な効果があった訳だし、そのことはきちんと伝えられたらいいな。
そう思っています。

ちゃーちゃんさん、いろいろ気にかけてくださってありがとうございます。
地震があってからこっち、ガソリンスタンドもお買い物も、縁がない生活をしています。
お水も買う前に落ち着いて来たみたいだし。
大丈夫です＾＾
by NON (2011-03-25 13:25) 

★よしおさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
よしおさんも東京地裁に行かれていたんですね。
私は今回はじめて行ったので、あまりのあっけなさにビックリでした。
最初の報道向けのカメラの時間の方が長かったような＾＾；
私もイレッサチームの1人として、もっと早くから傍聴していれば良かったと思いました。
そうすれば、報道されていない全部の内容が把握できたのかな？って。

私もアストラゼネカにがんばってもらいたい。とは思いますが・・・
それは、これからも正確な副作用や効果のなどの情報の素早い提示で
すべての材料が揃ったうえで、患者が判断し、使えるような環境を守る事です。
被害者の方たちが言う、副作用ばかりが前面に出てしまっても
アストラゼネカが言う、効果ばかりが前面にでてしまっても
どちらも患者にとってはデメリットになってしまうと思うから。
控訴になって、もっとそのことが私たちに伝わってくるのなら
ぜひしてほしいとは思っていますが・・・
by NON (2011-03-25 13:38) 

★MAKIさん
『あ～、あの訴訟になった薬飲んでるんだ。死ななくて良かったね。』
これがドクターの言葉だとは！
泌尿器科だからと言え、もっと正確に把握してほしいですね。
でも、ドクターでさえこんな反応なんだもの・・・
がん患者だけじゃなく
今はがんとは無縁だと思っている人たちは、なお更どう思っているのか？
正しい情報を元に、正確な判断をしてもらうためにも
ぜひ、MAKIさん、イレッサについてをまとめて伝えてください。
そして、それを読んだ人たちの選択肢が広がればいいな。って思います。

そうそう、MAKIさん、その後の体調は大丈夫ですか？
また今度ゆっくり会いましょうね♪
by NON (2011-03-25 13:49) 

NONさんと初めて会ったとき、NONさんはまさにイレッサを服用していたんですよね。副作用をうまくコントロールして薬の効果を引き出すことに成功していたNONさんを見ていたから、この訴訟はずっと気になっていました。
私も副作用のひどい薬を使ったけれど、お蔭で手術できるまで腫瘍が小さくなったから本当に抗がん剤には感謝しています。（副作用は最悪だったけど・・・）

亡くなってしまったかたへの、副作用の説明が足りなかったという点は本当に気の毒に思うのですが、今後の治療の進歩の妨げにならないといいですね。

ニュースジャパン、放送を楽しみにしています。
by shiyoh (2011-03-26 17:07) 

★shiyohさん
そうでした。
あの頃は、最初のイレッサでの治療の真っ最中の時でした。
そう考えると、しようさんとの付き合いも、4年以上になるんですね＾＾
しようさんから、終えたばかりの抗がん剤治療の話を聞いて・・・
その副作用が恐ろしくハードなものだったと聞いて
イレッサの副作用は、なんて軽いんだろう・・・って思っていました。
もちろん、それは間質性肺炎がクリアできたからなのかも知れないけれど。

イレッサは、今も副作用で亡くなってしまう方もいるし
簡単に人に勧めて良い薬なのかは分かりませんが・・・
それでも、効果がある！ということは確かなことだと思うし
その中には　“劇的”　な効果がある人も沢山います。
だから、この訴訟がきっかけになり
患者やその家族が、副作用や効果の情報を満遍なく知る事ができて
その結果、自分の意思でイレッサを選択出来るようになれば良いのかな。
って思います。
でも・・・
間違っても、しようさんも言ってるように治療の進歩の妨げだけは勘弁ですよね。
by NON (2011-03-27 15:53) 

お久しぶりです、ＮＯＮさん。お元気そうでとっても嬉しいです♪さて、イレッサ訴訟、結果には全く納得できません・・・母がイレッサで助かったからではありません。私の父、兄は外科医ですが、たくさんの命を毎日助けております。もちろんどうしても救えない命もたくさんありますが。しかし、日本人は命を助けられて当たり前だと思いすぎのような気がします。。。。命の恩人の医師の名前は数カ月たって忘れ去りますが、命を救ってもらえなかった医師の名前は死ぬまで忘れない遺族者たち・・・・本当に自分勝手だと思いませんか？決して高給ではなく、家族もそして自らの命も犠牲になっている医師という職業。医者は神ではありません。もちろん薬もそうです。自己責任。そして何より、医師や新薬研究者たち、命の現場で働く方への感謝の気持ちを忘れないでほしいです。
by リリー (2011-03-28 13:00) 

はじめまして・・
NONさんのﾌﾞﾛｸﾞは復刻版になる前から拝見しています。
当時、私の姉が同じ肺腺癌で闘病していた事もあり、つい気になり読ませて頂いてました。
ｲﾚｯｻは姉もｾｶﾝﾄﾞﾗｲﾝとして使用しましたが、副作用も殆んどありませんでしたが、効果も全くと言っていいほどありませんでした。
姉が入院していたT医大病院は肺癌では全国でも5本の指に入ると言われ、主治医のT准教授がｲﾚｯｻ東京訴訟のｱｽﾄﾗｾﾞﾈｶ社側の証人だった経緯もあり、私も裁判を傍聴しましたが、確かに初期の製薬会社の副作用に関する対応に問題もあったかもしれませんが、どんな抗がん剤も副作用の死亡率は数%はあり、ｲﾚｯｻはそれよりも何%か上回りますが、それにもましてｲﾚｯｻで命を繋いでいる方が沢山おられる事もまた、紛れもない事実です。
私の姉は残念ですが、効かずに亡くなってしまいましたが、私はこの裁判は副作用として捉える問題で薬害として争うべきではないと思っています。
これを国と製薬会社の責任と認定してしまうと、今後の新薬の承認が益々、遅れる事になるのではと懸念しています。
長々と済みませんでした。NONさんには、姉の分まで生き抜いて頂きたいと心より祈っていますので、頑張って下さい・・
by ﾎﾜｲﾄﾀｲｶﾞｰ (2011-03-28 22:32) 

★リリーさん
こんにちは。
お返事、めちゃめちゃ遅くなってしまってごめんなんなさい＾＾；
イレッサ訴訟、色々な見解がありますよね。
確かに治療を受ける患者や家族の病気に対する勉強不足。
そして、自分の命を預けるはずの治療に対する知識不足。
患者側にも多くの問題はあると思います。
ただ、今の医療の現場で、医師と自分の病気についてとことん話し
自分が納得して治療が受けられる環境にあるのか？
と言ったら、それもなかなか難しいのも現状だと思います。
　診察時間の中で、治療前に医師としっかり話し合う時間が無かったり・・
　素人には理解不能な話だったり・・・
だからこそ、自分で勉強をしなくちゃいけないんでしょうが
ネットなどで色んな情報が氾濫する中、自分で納得した治療を選ぶ為には
どうしても信頼できる医師との出会いが一番なんだと思います。
だからこそ、医師を神だなんて思ったら、対等にお話なんて出来ないと思うし
神だと思っている人がいたら、それこそその考えを変えなくちゃ
自分で選んだはずの治療が上手く行かなかった時に
納得なんて出来ないんでしょうね。
by NON (2011-04-04 16:17) 

★ﾎﾜｲﾄﾀｲｶﾞｰさん
はじめまして。
お返事遅くなってしまってごめんなさい。
私のブログ、ずっと読んでいてくださったなんて、嬉しいです。
ありがとうございます＾＾

＞私はこの裁判は副作用として捉える問題で薬害として争うべきではないと思っています。

まったくの同意見です！
この訴訟も、原告側が“薬害”とつけなければ、大きく印象も違ったんだと思います。
薬害とあれば、どうしてもイレッサを今現在使用している患者にとっては
“これが認められたら、イレッサが使えなくなるのか？”とか
これから使おうと思っている人は
“薬害イレッサだなんて、怖くて使えない”とか・・・
これから承認されるべきお薬も、これで薬害と言われるのだったら。
と承認されるのも遅くなってしまうんだと思います。
イレッサに限らず、確かに抗がん剤は、重篤な副作用が出る場合がある。
と言うのは避けられない事実です。
だから、イレッサ訴訟がきっかけになり
これからのがん治療の進歩を遅らせないで、より安全な体制で使えるようになる。
そんな前向きな結果に導いていければ一番良いことなんでしょうね。

ﾎﾜｲﾄﾀｲｶﾞｰさん、私はこれからもお姉さまのぶんもがんばります。
これからも応援していてくださいね＾＾
by NON (2011-04-04 16:35)