がんのひみつ

先日読んだ本です。

　“がんのひみつ”

この本は、医師でもある中川恵一さんが書いたものです。

この本の冒頭に、今現在闘病している患者やその家族にとっては
書いてある事が一般的過ぎて物足りないかもしれない。と書いてあるんですが・・・

読んでみて、改めて、最後には不思議とナットクしてしまうような本です。

人間は、みんな死んでいく。

命には限りがある。

人はみんな、この当たり前の事を忘れ、自分だけは死なないと思って（信じて）生活していますが
私もこの病気になって　“命には限りがあるからこそ尊い”　そんなふうに考えられるようになりました。

ここでこう書くと誤解があるかもしれませんが　
「死ぬならがんがいい」　作者がこの本の中でそう言っている事。この言葉も共感できます。

 

　“イン・ザ・プール”

奥田英郎さんが書いた本です。
精神科医・伊良部一郎が、いろんな患者を治療（？）していくお話ですが
それがもうハチャメチャで・・・

でも、気付いたら患者の症状が治ってくる。というお話。軽く読めて、なかなか面白いですよ。

 

　そして　“蒼穹の昴”

浅田次郎さんです。
この本は、ずいぶん昔に読んだことがあるんですが
今回文庫化されているのを見かけて、また買っちゃいました。

舞台が中国で漢字がたくさんあり、登場人物も中国語読みの漢字なのでなかなか入りづらいですが
内容はすごく面白くて、読み出したら止まりません。

浅田次郎さんは　“プリズンホテル”　とか　“王妃の館”　とか
ちょっとコミカルなホテルものとかも書いていて・・・それもなかなか面白くて好きです。

軽いものから重いものまでオールマイティな作品が楽しめるので、大好きな作家の一人です。

ここの所忙しくて・・・
なかなか本を読む時間が無いのですが、たとえ１ページでも、本を読んでから寝るのが私の日課です。

さぁ、今日は何ページ読めるのかな～？

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