☆・・2006年5月、肺がん(肺せん癌)のステージⅣと診断されたNONの元気な闘病日記・・☆
もう治る事はない・・・そう言われた “がん” とは、仲の良いお友達になりました。
そして・・・今は “がん” と一緒に、毎日を楽しんでいます。
※これまでの治療のまとめ(治療方法・スケジュール・金額など)※
=色が変わっている文字をクリックすると、記事にジャンプします=
1st:タキソール(パクリタキセル)+パラプラチン(カルボプラチン)
(全Ⅵクール 2006年6月14日~12月5日)
2nd:イレッサ(ゲフィチニブ)
(2007年4月25日~2008年11月20日)
3rd:タルセバ
(2008年11月21日~2009年1月20日)
4th:タキソテール(ドセタキセル)
(全Ⅶクール 2009年2月5日~2009年7月22日)
5th:イレッサローテーション(2nd)
(2009年8月22日~2010年3月6日)
6th:アリムタ+シスプラチン(ブリプラチン)
(全Ⅱクール 2010年3月21日~2010年4月24日)
7th:カルセド
(全XVIクール 2010年5月27日~2011年7月23日)
8th:イレッサローテーション(3rd)
(2011年8月13日~2011年11月30日)
9th:トポテシン(イリノテカン)
(全Ⅵクール 2011年12月7日~2012年5月31日)
10Th:TS-1+パラプラチン(カルボプラチン)
(全Ⅳクール 2012年7月4日~9月25日)
11Th:ジェムザール+ナベルビン
(全Ⅵクール 2012年11月1日~2013年2月14日)
12Th:タキソール+パラプラチン+アバスチン
(全Ⅳクール 2013年3月22日~6月13日)
13Th:治験薬
(2013年8月28日~2014年6月24日:サイクル15)
14Th:ジオトリフ
(2014年7月18日~2014年10月21日)
15Th:タキソテール(ドセタキセル)(2nd)
(全Ⅱクール 2014年11月6日~2014年11月27日)
16Th:アブラキサン+パラプラチン(カルボプラチン)
(2014年12月26日~)
転移性脳腫瘍の手術
(2006年5月31日)
ガンマナイフ
(2006年8月2日)
ラジオサージャリー
(2009年2月17日&2009年7月8日)
ガンマナイフパーフェクション
(2009年11月30日&2010年4月19日& 2011年11月28日
&2012年7月2日&2013年2月18日)
全脳照射
(全14回照射予定 2015年1月6日~)
その他、病歴などについては、左サイドバーにまとめてありますので
ご覧になりたい方は、クリックして下さい。
元気のない人には私のPowerを~☆
そして時には私にも皆さんのPowerを分けて下さいね。
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やっと☆痛み止めが効き出した~♪ [ラジオサージャリー]
ご心配をおかけしましたが・・・
リンデロンの効果が出始めたらしく、やっとのこと頭痛から開放され始めました
・・・って言っても、痛み止め(ロキソニン)がやっと少しは効くようになってきたという感じですが
考えてみたら、狭い頭蓋骨の中であれだけ浮腫みが出ているんだもの
その圧迫感ときたらかなりあると思うから、痛くないはずは無いですよね~^^;
でも、その浮腫みを抑え込んでくれるリンデロンはんぱねえっす
そうそう、そのリンデロンですが、前回のブログに白血球を下げると書いてしまいましたが
そうではなく、免疫力が低下してしまう場合があるとか?
特に今の私の状況だと(肺にがんがある)
カリニ肺炎を引き起こしてしまう場合が、チョイチョイあるのだとか。
ということなので、その予防のために バクタ錠 を処方していただきました。
これで、脳腫瘍の治療を受けるまで元気な体でいられそうです^^
後は、リンデロン効果でハイテンションになってしまい
どうしても眠りが浅く、万年睡眠不足になっている為 マイスリー錠10㎎ を処方していただきました。
だけど・・・私、こう見えてもこの類のお薬(眠剤)を飲んだことがありません。
なので、大げさですが・・・なかなか飲む勇気がでず・・・まだ飲んでいません^^;
そろそろこの眠いのに眠れないイライラ感からも開放されたいのですが
もし朝起きれないと困るので 明日で終わるノイアップ通院が終わったら飲むとしましょうかね~
って・・・いつもの私には無い慎重さです(笑)
しかし、今週は頭が痛い中、よく病院に通いました
月曜日は頭のMRIと脳外科の受診
木曜日には放射線科の受診&SRSに使う歯型とり
金曜日には血液検査と呼吸器内科の受診&ノイアップ&放射線科でSRSに使うマスクの作製
土曜日(今日)はノイアップ
日曜日(明日)もノイアップ
あと1日残っていますが、やっと暫し自由の身になれそうです(といっても入院までの1週間ですが)
きっと頭が痛いのももっと薄れていくはず~を期待して、お楽しみに向かって
☆おまけ☆
なつ本番暑い日にはタイカレー
見た目はチト悪いけど、お味はめちゃ辛でうまうま もちろんライスはタイ米です
私って、どんなに頭が痛くても・・・食欲だけはあるんだよなぁ^^;
(これもリンデロンのせい!ってことで~~笑)
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転移性脳腫瘍☆今後の治療方針決定 [ラジオサージャリー]
前回の記事に、たくさんのコメントやメールをいただきまして、本当にありがとうございます。
そして、たくさんのご心配をおかけしてしまいました・・・ごめんなさい。
今日は、その後の治療方針を決めるために、放射線科の先生に会いに病院にいって来ました。
全脳照射をすすめる先生 vs 定位照射にしたい私
前回脳転移の治療をした時から変わらぬ話し合いですが、今回も先生は全脳照射をすすめてきます。
その理由は
・原発の肺がんが大人しくしているときの方が良い
・出来るだけ、他の場所に転移していない時のほうが良い
・脳転移しだしても一定の個数で止まっていれば良いが、今回みたいに次々と出来だした場合は
その腫瘍が小さいうちに、1度全体に放射線をあてて一気にやっつけてしまった方が良い
などなど・・・お話の内容はもっともで、理解はできます。
それらを考えると、まさにやり時は今?
だけど・・・
“全脳照射した場合と、定位照射にした場合と、最終的に予後はかわらない”
ずっとこの事が引っかかっています。なので、先生にもう一度再確認してみました。
お答えは、やっぱり予後はあまりかわらない・・・
でも今の段階では、全脳照射を先にして
後からまた出てきた腫瘍(出づらいそうですが)を定位照射でつぶしていった方が
最終的にあびる放射線の総量が違うので、この順序をを進めるとの事。
この先どうなるかわからないし、だったら全脳照射にかかる時間がもったいない・・・
(全脳照射の場合は、数回に分けて照射するので日数もかかり、副作用も定位照射よりもあります。)
これは、私が一番全脳照射を拒んでいる訳・・・
あっ、こんなことを書いたからって、決してもうダメ!とは思っていませんので安心してくださいね。
抗がん剤は、なかなか頭の転移には効かないけど
イレッサみたいに、また効果が出て、効くような薬に出会うかも知れないし・・・
(過去、イレッサによって脳転移が消えた事があります)
いつかしようと思っている、イレッサローテーションがうまくいくかも知れないし・・・
という訳で、今回の治療法も ラジオサージャリー(SRS)に決定
今一番大きくなっている腫瘍だけを治療してもらうことになりました。
今回の腫瘍は大きさもしっかりあるので、前回みたいにピンでフレームを固定するのでは無く
あらかじめ作った専用のマスクと歯型で頭部を固定する方法で出来るということです
で、治療日ですが・・・
いきなり先生に 「7月の3日・4日・5日はどうですか?」 と聞かれてしまいまして
めちゃめちゃ焦るわたし・・・だって、だってね~その日は、お楽しみの日程とドンピシャなんだもの・・・
「その日以外だったらいつでも良いので、絶対にその日ははずしてくださ~~い」
私の必死の懇願に負けて、7月の7日・8日・9日にずらして治療をしていただく事になりました
(わがままばかりでスミマセン・・・)
やったね
そうそう、皆様にもご心配いただいてる頭痛ですが・・・
そろそろリンデロン効果が出てくるはずなので、徐々に薄らいでくる<はず>です。
なのでもう少しの辛抱です・・・きっと・・・
しかし、恐るべしリンデロン
こやつを飲むと眠りが浅い・・・なので一日中少し寝たり&起きたりと・・・
ぼーっとした時間ばかりが過ぎて行き、なかなか生活のペースがつかめません^^;
こんなときに限って、明日からまたノイアップ通院が始まりそうです^^;::
今回はリンデロン&タキソテールでダブルで白血球値が下がっている予感
(リンデロンにも下げる副作用があるので)
いつもの3日間の注射ですめば良いんだけどなぁ~
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そりゃ~頭痛もするはずだ・・・^^; [4th:タキソテール]
タキソテールの副作用もチト残る中、今日は脳外科の診察に行ってきました。
まずは診察の前にMRI検査をし・・・
いざ診察室に呼ばれ
中に入ったとたん、目に飛び込んできた私の頭の画像・・・
前回うまれたばかりだった脳腫瘍 が、見事にすくすくと育っていました
腫瘍自体は大きさ1.7㎝なんですが
そのまわりのグレーの影・・・浮腫がかなりの大きさになっていまして・・・
(手の親指と中指で丸を作っても足りないくらいの大きさ^^;)
予想外の発育の良さに、早急に治療をしていかなくてはいけなくなりそうです。
・・・後は、ほかにもちびっ子達がちらほらと増え始めてましたとさ・・・
先生に、頭、かなり痛いでしょう?と聞かれ
はい、かなり・・・^^;と答えた私・・・
とりあえずは、今夜からリンデロン錠0・5㎎を朝&晩4錠ずつ服用し、浮腫みを抑えることになりました。
(ガスターD錠20㎎1錠も一緒に)
で、今後の予定ですが、放射線科の先生と脳外科の先生とでお話していただき
次回の通院日を、明日電話で知らせてもらうことになりました。
私の予定(あくまで私だけの予定・・・)ですが
今回もラジオサージャリー(SRS)でやっつけてもらうつもりなので、またまた楽勝かな?
もちろん、土&日の治療はありえないので、7月のお楽しみは予定通り楽しめそうです。
ってか・・・
私はその日が楽しめないような治療はしませんからね~
と、(小さい声で)はっきり&きっぱり言って来ましたよ~~~
もすもすさん から元気が出る赤いアマリリス
うおさん からプルプルお肌の元
いつもいつも、み~んなありがとうね
*しばらくバタバタしそうです。
なかなか皆様のブログにも遊びに行けませんが・・・許してね~^^;
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タキソテール注入☆6発目~ [4th:タキソテール]
今日はまたまた(と言っても4週間ぶりの)タキソテール君の日でした。
タキソテール注入→副作用(筋肉&関節痛&発熱&味覚障害・・・)→復活
白血球(好中球)の低下→ノイアップ→復活
ここまでで約、2週間・・・
で、残りの2週間で遊んで
と、規則正しい?スケジュールで動いていると、あっという間に月日が流れます。
仕事をしていない私にとっては、日時や曜日が把握できるから、それも良い事なのかなぁ~
(以前は、今日が何日で?何曜日?なのかも考えなかったので・・・^^;)
さぁ、もう少ししたら6クール終わっての効果判定&頭のMRIなど、検査が目白押しです
ノイアップ通院も含めて・・・
今月は何回通院するんでしょうか・・・
そうそう、抗がん剤に含まれる薬品がメラニン細胞にも作用してしまうので
顔や手足(特に指先)が黒ずんでくることがありますよね。
私も徐々に・・・・・
爪はネイルでカバーしているからいいんですが
これからの季節は特に紫外線が強いので、日光に当たると、さらにシミが出来やすくなるとか・・・
なので、日焼け止めを塗っておくと多少はいいみたいです。
私は今まで、日焼け止めってあまり使わなかったんですが(自称、ダイバーなので)
今年はひとつ購入したいと思います
・・・って、副作用から脱出するまでしばらくはお家にこもって、太陽にも当たらないと思うけどね・・・
*カメ更新&カメレスが・・・ますますカメカメになると思います。
皆様、気長なお付き合いをよろしくです・・・
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ブログでちょこっと☆お小遣い~♪ [日記]
ソネブロ仲間の影響を受け、数ヶ月前から地味~に “アフェリエイト” なるものをはじめていました
これは yuki999さん に教えてもらったものです。
会員登録し、好きな広告に申し込み、OKが出てから3ヶ月間ブログに広告を貼れば報酬がもらえます。
(報酬は、その人のランクによって違います。)
ちなみに、今現在の私の報酬ですが、気づいたら結構な金額になっていました
私はランクが下のほうなので、上の人はもっと稼げているんでしょうね~
が・・・・最近、広告の申し込みをサボっていた為、広告がどんどん少なくなってきてしまい
このままでは消滅状態に・・・
もう少しがんばって、申し込みをしなくちゃですね。
そして、つい最近 多夢さん に教えてもらい をはじめました。
ページの最初にあるブログ記事の紹介の、下の方に貼ってあるのがソレ。
これは、みなまさに広告を見ていただけた分だけ報酬になる。というものです。
まだはじめたばかりなので、どれくらいの収入になるのかわかりませんが・・・
みなさま、興味のある広告がありましたら、ぜひ見てみてくださいね
・・・まだ1度も報酬は手元に来ていませんが
入ったら、即、例の貯金箱に入れ、次のオフ旅行の資金の足しにしちゃいます^^
ガンガン稼げて・・・もしかしたら、ハワイあたりまで行けちゃうかもね~(笑)
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イレッサ☆治療のまとめ [イレッサ☆治療のまとめ]
今回の記事も、過去の治療のまとめです。
(めちゃめちゃ長文ですので、イレッサに興味の無い方はスルーしてくださいね^^)
*色が変わっている文字は、クリックすると過去記事にジャンプします。
=イレッサ=
(2007年4月25日~2008年11月20日)
肺がん治療のファーストラインとして選択した
タキソール(パクリタキセル)+パラプラチン(カルボプラチン)を全6クール終了し
暫しの様子見状態になっていましたが・・・
2007年の4月に行われた検査で 新しい脳転移&肺がんの成長が見つかり
次の治療をするために4月24日にまたまた入院しました。
このとき、セカンドラインに選ばれたのはイレッサでした。
イレッサは、肺がん細胞の表面にあるEGFR(上皮成長因子受容体)と呼ばれるたんぱく質に作用し
がんの増殖を抑えるとされていて、この受容体に遺伝子変異があると、薬が効きやすいとされています。
私も事前に遺伝子検査をしてあり(費用は、確か40,000円はしなかったと思います)
異変ありとわかっていたので、気持ち的にはかなり余裕をもって治療に望めました。
2007年4月24日 J大学付属N病院に入院
翌日の25日から、早速イレッサの服用が開始されました。
入院中はマメにレントゲンを撮り、副作用の<間質性肺炎>を起こしていないかをチェック。
そして、5月11日に行った検査で早くも腫瘍の縮小が認められ、5月の11日には退院しました。
イレッサの効果のまとめ(私の場合)
2007年5月11日:イレッサ効果で腫瘍が縮小
5月31日:転移していたハズの脳腫瘍が消滅
6月15日:副作用を考え、イレッサの服用を1日おきにする。
2008年6月23日:またまた脳転移発覚 と思いきや・・・
7月28日:脳腫瘍消滅?? いちど消えたように思ったら
9月22日:脳腫瘍消滅 マボロシ^^; 消えたように見えただけ?
10月27日:脳腫瘍増加ちう さらに脳腫瘍は増え始め・・・
原発の肺がんには、あまり動きは無かったんですが・・・イレッサは中止することになりました。
イレッサの副作用のまとめ(私の場合)
4月25日:イレッサ服薬開始
4月26日:特に変化なし
4月27日:初めての下痢
4月28日:毎食前にビオフェルミン(とり合えず3日間)
4月29日:それでも下痢が止まらず、ロペミンカプセル1mg服薬。
4月30日:顔に発疹が出始める。辛味に強い私が、辛さに敏感になる(舌が敏感?)
5月1日:かゆみの伴った発疹が顔中に広がり、ニゾラールクリームが処方される。
下痢が止まらず、ロペミンカプセル1mg服薬。
これでクリームをつけて治まった所です^^;
5月2日:同じ発疹が、胸にも広がる。
のどの奥が常にタバコの吸いすぎのように痛い。
頭皮が痒い&フケが出る。
5月3日:外泊で焼肉を食べてからか・・・下痢が止まらずロペミンカプセル1mg服薬。
味がすべて強く感じる為、焼肉もタレなし、塩少々でちょうど良いくらい。
指先の皮がむけはじめる。
5月4日:背中にも発疹が広がる(痒みなし)
ビールがすごく苦く感じる(それでも飲むのかぁ~)
5月5日:顔に発疹がますます広がり・・・きちゃなさ倍増^^;
どの副作用も我慢できる程度・・・ですが、チト辛かったです。
その後、イレッサの服用を1日おきにしたせいか、副作用も徐々におさまっていき
最後まで残った副作用は、たまに出る顔のブツブツ。
手の皮が薄くなり、敏感になる。たまに指の横が炎症を起す。
不摂生(辛いもの、脂っこいものを食べる。お酒を飲む・・・)をすると下痢する。くらいになりました。
結局私は2007年4月25日~2008年11月20日まで
イレッサのおかげで元気に過ごせました。
=イレッサについて=
これから書くことは、入院したときにもらった資料をまとめたものです。
(2007年4月に頂いたものなので、今は違う見解になっているかもしれませんが、ご了承ください)
対象となる患者さん
- このお薬は「手術ができない、または再発した非小細胞肺がん」を対象に承認されています。
- 手術後の再発予防の目的には使用できません。
- また、これまで効果・安全性が確認されているのは
化学療法で前治療のある(2次治療以降)患者さんに単独投与で使用された場合のみです。
そのため初回治療において単独療法又は化学療法と併用することにより
従来の治療以上の効果・安全性が得られるかどうかはわかっていません。
他の治療法の有無またはその内容
- 現在、手術ができないまたは再発した非小細胞肺がんの治療としては
放射線治療や化学療法による治療があります。 - 化学療法による治療では、初回治療や2次治療として
シスプラチン、カルボプラチン、ビンデシン、マイトマイシンCなどの抗がん剤をはじめ
近年開発された、パクリタキセル、ドセタキセル、ビノレルビン、ゲムシタビン、イリノテカンなどの
新しい抗がん剤の併用療法や、単独療法での治療が一般的に行われています。
イレッサの特徴
- 非小細胞肺がんの細胞の表面には、EGFR(上皮成長因子受容体)と呼ばれる
タンパク質がたくさん発現していることが多く、このタンパク質からの信号が伝わると
がん細胞が増殖します。
イレッサは、がん細胞を直接攻撃するのではなく、このEGFRからの信号の伝達を止めることで
がん細胞の増殖を抑える、または、小さくすると考えられていますが
がんを小さくする作用機序の詳細は、まだわかっていません。
イレッサの効果
- 化学療法による治療で効果がみられなかった患者さんを対象として
第Ⅱ相臨床試験が行われました。
この臨床試験には、日本人の患者さん51名、外国人の患者さん52名が参加し
1日にイレッサ錠250を1錠服用しました。
この結果、日本人の70.6%、外国人の38.5%の患者さんでがんの進行が止まるなどの効果がみられました。
また、日本人の27.5%外国人の9.6%の患者さんでは、がんの大きさが半分以下になりました。 - このお薬の服用によっても、効果がみられない場合もあります。
がんのお薬の臨床試験では次の3段階があります。
- 第Ⅰ相:動物実験を終えた新薬を初めて人へ投与します。安全な投与量を決めます。
- 第Ⅱ相:安全性と共にがんの大きさが小さくなるかどうかを調べます。
- 第Ⅲ相:根治効果と延命効果がどれほどあるかを調べます。
この第Ⅰ相と第Ⅱ相の試験成績が一定の水準を越えればがんのお薬として認められます。
イレッサはこの段階です。
したがって、今の時点では、延命効果があるかどうかなどはわかっておりません。
イレッサによる副作用
ほとんどの副作用は、軽度か中等度で、重度の副作用が認められた割合は、8.7%でした。
また、副作用のために服薬を中止した割合は1.9%でした。
このお薬では、次のような重大な副作用が報告されています。
- 急性肺障害、間質性肺炎
これらは、かぜの様な症状:息切れ、呼吸がしにくい、咳および発熱等が発現します。
この副作用は早く見つけて、早く処置を行わないと、致死的な経過をたどる場合があります。
これらの症状が現れた時は、すみやかに医療機関で受診してください。
急性肺障害、間質性肺炎が疑われる症状がある場合
胸部X線検査や必要に応じて胸部CT検査や血液中の酸素濃度測定などの検査を行うことがあります。 - ひどい下痢
- ひどい下痢や吐き気、嘔吐、または食欲がなくなることによっておこる脱水症状
(のどが渇く、体がだるい、尿量が減るなど) - ひどい皮膚のただれや水泡・全身に広がる丸い赤班
- 肝機能障害(体がだるい、食欲がないなど)
- 血尿(尿に血がまざる)、血尿をともなう膀胱炎(排尿時に痛みがあるなど)
- 急性膵炎(食欲がない、吐気がする、胃、おなかの激しい痛み、背中の痛みなど)
主な副作用は(10%以上の方に認められたもの)は
発疹、下痢、吐き気、かゆみ、皮膚乾燥、にきび様の皮疹でした。
10%未満が嘔吐、食欲減退、口内炎。爪の障害。結膜炎・眼瞼炎。肝機能障害。
無力症、。そしてまれに脱毛。角膜びらん。血管浮腫などがあります。
これらの症状は、イレッサの服薬を中止したり、他のお薬などで治療すれば回復しました。
ちなみに・・・イレッサの金額
3割負担で 1錠 約2,000円
*更に詳しくご覧になりたい方は カテゴリー:2nd:イレッサ をお読み下さい*
*なお、ここに書いてあることは、あくまでも私がこの治療を受けたときの治療の仕方
そして私の見解なので、詳しくは担当の先生などにご確認下さいね。
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ガンマナイフ☆治療のまとめ [ガンマナイフ☆治療のまとめ]
今回の記事も、過去の治療のまとめです。
=ガンマナイフ=
(2006年8月2日)
私が肺せん癌と診断された時には、すでに転移性脳腫瘍が2箇所ありました。
1つは手術で摘出した訳ですが・・・
残りの1つは、抗がん剤治療の合間に、ガンマナイフという放射線(集光照射)で治療しました。
治療前日の8月1日
当時、J大学付属N病院ではガンマナイフ治療が出来ない為、J大学病院に入院。
この日はレントゲン、心電図、身長、体重、体温の測定や
テープや消毒薬のアレルギーテストをしました。
治療当日の8月2日
朝ごはん、昼ごはん抜き(病院によってはOKらしい)
15:50→筋肉注射(安定剤)
リング(フレーム)装着
これが大変・・・^^;
私の場合はピンで3箇所留めたのですが、まず、そこに麻酔注射をうちます。
それからこのリング(フレーム)を、ピンで頭蓋骨に固定していくのですが・・・
しっかり留めなくてはいけないらしく、もちろん麻酔がきいているんで痛みは感じないのですが
“みしみしっ” “ミシミシッ” って、すご~い音が頭蓋骨に響き渡りました。
その時、目隠しみたいな紙を顔に貼られたのですが
私は注射でも、体になにか刺す時は、じーっと見ていたいのほうなので
「この紙とってください。何するか見たいので!」 って言って、はずしてもらい
上目づかいで凝視!今から考えると、チト怖い患者でしたね・・・^^;
それから、そのリング(フレーム)で台に固定されながらMRI検査。
これに基づき、ガンマをあてる位置や角度を決めるため
決まるまでの間はリングを付けたまま、病室ベッド上で安静にしての待機です。
この時はかなり待たされ、飽きた頃にやっと治療開始。
さて、肝心なガンマですが、再びリング(フレーム)で台に固定され身動きひとつ出来ない私。
待ち疲れがでたせいか、あっという間に爆睡してしまい・・・肝心な放射線をどうあてたのか・・・良く覚えていません^^;;
ガンマナイフ終了後は、ピンを外し、包帯を巻いてすべて終わりです。
治療翌日の8月3日
傷口を消毒して、無事退院
治療の時にリング(フレーム)を装着するのが何ともいえない感じで・・・
でも、それさえ我慢すれば、後はあんまり痛くもないし
何より短期間で治療が済む。と言うのは、患者にとって負担の少ない治療法だと思いました。
ちなみに・・・ガンマナイフの料金
3割負担で 218,170円
(細かい明細が無く、部屋代&食事代を引いた3日間の合計金額です)
あくまでも私の場合で、当時の金額です。
*なお、ここに書いてあることは、あくまでも私がこの治療を受けたときの治療の仕方
そして私の見解なので、詳しくは担当の先生などにご確認下さいね。
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ウイルスの☆恐怖^^; [オフな仲間]
ウイルス・・・心配させちゃってもなんですので、はじめに言っておきます。
今回は、パソコンのウイルスのお話です
金曜日の夜の飲み会で、私のパソコンの調子が悪いと話をしたところ・・・
われらが Fanさん が、私のおうちに来て様子を見てくれることになりました
(っていうか 「行きますよ~」 って言うように仕向けたとも言いますが・・・笑)
で、飲み会の翌日になる昨日の午後、Fanさんと、パソコン事情にはめっぽう弱い ネオさん が
私のお家に来てくれました
一番気になっていた症状、セキュリティ対策でインストールしている “○カフィ” の更新が出来ない・・・
と話したところ 、少しパソコンをいじったFanさんが一言・・・
「これは・・・ウィルスかも・・・」
それを聞いた私は、まさかぁ~と笑い飛ばしていたんですが・・・
数分後、やっぱりウイルスの仕業だと判明
私にはいまいち理解できませんでしたが “○カフィ” を狙い撃ちしたウイルスだとか・・・?
早速、パソコンを初期状態に戻し、コピーしてあったデータをパソコンに戻してもらいました。
しかし・・・途中、プチトラブルが次々発生
私は何のことやらさっぱりわからん・・・???だったのに
Fanさんが、1人で見事クリアしてくれました~ 凄いです
しかし、気付いたら夜は更け・・・時刻は27時過ぎ・・・
それからお家に帰ったお2人さん
私はすぐに寝たから良いですが、お家についた頃には空が明るくなり始めていたとか・・・
寝不足させちゃいましたね。ごめんなさい^^;
でも、Fanさんのおかげでこれからも楽しいPCライフが送れそうです。
ホントに、ホントに・・・めちゃめちゃホントに、ありがとうございました
そして、やることが無く、明るいうちからお酒を飲みだし、途中眠ってはいましたが・・・
ネオさんのおかげで、楽しい時間が過ごすことができました(笑)
ありがとね~~
お2人からそれぞれ、お土産にケーキを頂いたんですが・・・画像はなし^^;
ごちそうさまでした~~^^
*ウイルスの内容を調べてみてもらった結果
メールなどでは感染しないタイプのものだったみたいです。
なので、私とメールのやり取りをしていた方。安心してくださいね~
=追記です(Fanさんからのコメントのコピペ)=
ちなみに、今回のウィルスはAdobe Reader、Flash
Playerの脆弱性をつくウィルスで
たとえばウィルス感染したFlashコンテンツをブラウザで見ただけで感染してしまうというものです。
でもNONさんのパソコンが感染していたからといってこのブログも感染するかというとそうではないし
メールで広がるかといえばそれもないのでここに来ている皆さん
は心配しなくて大丈夫です(^^)
でも誰でも感染のおそれはあるので
Adobe Reader、Flash Playerの最新版へのアップデートは皆さんしておいてくださいね!
☆nice! &コメント☆ (クリックすると過去のものが開きます♪)
炎の☆プルコギ [オフな仲間]
今日は楽しい楽しい飲み会でした
メンバーは もすもすさん shiyohさん tetuさん Fanさん
そして、始めましてのえみりんこさん
場所は池袋にある某デパートの屋上でのビアガーデン
2次回は駅近くにある居酒屋さんでした。
内容は・・・みなさんの記事で
ということで、丸投げですが(笑)
とにかく楽しい時間を過ごしてまいりました。
いつにも増して
私が自分を飾らず
素の自分をさらけ出して笑っていられる場所・・・
そんな仲間がいる事に感謝です
業務連絡:Masaさん、今日は楽しくて・・・少しだけ(?)飲んじゃいました(笑)
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タキソール(パクリタキセル)+パラプラチン(カルボプラチン)☆治療のまとめ [タキソール+パラプラチン☆治療のまとめ]
=タキソール(パクリタキセル)+パラプラチン(カルボプラチン)=
(2006年6月14日~12月5日)
転移性の脳腫瘍の手術も終わり、少し落ち着いてきた頃に抗がん剤治療も始まりました。
治療のファーストラインとして選ばれたのは
タキソール(パクリタキセル)+パラプラチン(カルボプラチン)の組み合わせでした。
治療のサイクルは、1週間に1度の点滴を3週連続で投与して、次の1週はお休み
その合計の4週間で1クール。という感じです。
1クール目(入院にて):2006年6月14日・21日・28日
2クール目(通院にて): 2006年7月11日・17日・25日
*2クール終了後、CT(肺)+MRI(頭)検査
結果 原発の肺がん→ほんの少しの腫瘍の縮小
脳転移→現状維持
(治療の合間には上記以外にも、間に細かくレントゲンなどはとりました。)
3クール目(通院にて):2006年8月8日・15日・22日
4クール目(通院にて):2006年9月5日・12日・19日
*4クール終了後、CT(肺)+骨シンチ検査
結果 原発の肺がん→腫瘍の縮小が認められる
骨シンチ→転移なし
(治療の合間には上記以外にも、間に細かくレントゲンなどはとりました。)
5クール目(通院にて):2006年10月24日・31日・11月7日
6クール目(通院にて):2006年11月21日・28日・12月5日
*6クール終了後、CT(肺)+ MRI(頭)+骨シンチ検査
結果 肺→2ヵ月前から比べると劇的な縮小は無いものの、全6クールの抗がん剤治療の結果
2㎝×2㎝だった腫瘍が、0,8㎝×1㎝と50%以上の縮小が認められました。
骨→転移は認められない。
頭→新しい転移は認められない。
(治療の合間には上記以外にも、間に細かくレントゲンなどはとりました。)
総合的に見て検討した結果、4クール後と6クール後にあまり変化が無い事から
抗がん剤に完全に耐性がついた訳ではないが、これ以上続けても顕著な効果は見られない。
と言う見解から、体力回復務める為にも、しばらく様子見と言う名の無治療状態に入る事になりました。
抗がん剤スケジュール(全工程約3時間15分)
① シヨック止め(ステロイド)
② アレルギー止め
③ タキソール
④ 吐き気止め
⑤ パラプラチン
(吐気止めやショック止めなどの詳しい名前や、抗がん剤の分量など
書いておいた資料が紛失の為分からず・・・^^;)
抗がん剤での副作用ですが、わたしの場合はあまり出ず
点滴した当日に、熱が38度位に上がってしまうだけで
吐気もしたような?しなかったような??
脱毛も、髪全体の30%くらい抜けただけですみました。
こればっかりはその人によって違うみたいなので、なんとも言えませんが
わたしにとってこの組み合わせは、めちゃめちゃ相性が良かったみたいです。
ただ、病気についてのまとめを書くきっかけになった “検索” から来てくれる方たちのためにも
この組み合わせで副作用が出てしまった方
そして、その対処の仕方(自分なりでかまいませんので)などがありましたら
ぜひ、コメント欄に書き込んで下さい。
よろしくお願いいます。
ちなみに・・・1回の抗がん剤治療の料金
88,590円 (3割負担で 26,577円)
あくまで私の場合で、当時の金額です(事前血液検査などの金額は含まれていません)
*更に詳しくご覧になりたい方は カテゴリー:1st:タキソール+パラプラチン をお読み下さい*
*なお、ここに書いてあることは、あくまでも私がこの治療を受けたときの治療の仕方
そして私の見解なので、詳しくは担当の先生などにご確認下さいね。
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転移性脳腫瘍☆手術のまとめ [転移性脳腫瘍☆手術のまとめ]
前回UPした記事に、たくさんのコメントを書いていただきまして、ありがとうございます。
おかげさまで、またまた気分も新たに、4年目もスタート出来ました
そこで、前々からUPしようと思っていたこと・・・
私のブログに、検索から来てくれる人たちのキーワードを見てみると
やはり病気の項目から来てくれる方が多くて(病気ブログなのだから当たり前ですが)
しかし、長くブログを書いていますと、私の過去の記事を見てもなかなか探しづらかったり
まとまっていなかったりと、かなり見辛い事になってきています。
そこで、3年目の節目を迎えた今、改めて過去の記事をまとめてみようかと思っています。
何分、過去のことなので覚えていなかったり、間違った事を書いてしまったり
当時より医学が進歩したことにより、もう古い話になってしまっているかも知れませんが
その辺は、こういう場合もあるんだなぁ~くらいに見てください。
また、何か指摘&補足できる部分があったら、ぜひともコメントで書いてくださいね。
=転移性脳腫瘍手術(2006年5月31日)=
なかなか治らない頭痛が続いた為、5月23日に近くの脳外科クリニックでCTを撮りました。
その時に2つ脳腫瘍が見つかり、大きい病院に行ったほうが良いと言われ
早速J大学付属N病院を紹介してもらい、翌日の5月24日に行きました。
考える暇も無く、その翌日の5月25日にはJ大学付属N病院に入院。
そしてPETやMRIなど、様々の検査をした結果、肺がんからの転移と言う事が分かりました。
見つかった2つの脳腫瘍の内、1つは大きさからして直ぐに手術をしないといけない事が分かり
(正確な大きさは覚えていません^^;)入院から7日目の、5月31日に手術しました。
手術までの間の数日間は
腫瘍によってかかっている脳内の圧を下げる為にステロイド(リンデロン)を連続投与しました。
先ずは手術前日の30日
脳外科の先生から、手術についての詳しいお話(手術の方法、時間)を聞いたり
麻酔科の先生に、どんな方法で麻酔するのか詳しく聞いたり
ICUを見学し、術後はどんな感じでケアするのかを聞いたりしました。
その後は早めに入浴をし、夕方、翌日の手術に必要なナビゲーションを張る為の場所を作るため
髪の毛を2~3㎝くらいの幅で、何箇所か剃られました。
そして手術当日の31日
朝の9時から、8時間の予定で手術が始まりました。
(実際にかかった期間は、それより早い7時間30分で終了)
手術後は、場合によっては翌日まで麻酔から覚まさないと言われていたんですが
私の場合は直ぐに麻酔から覚まされ、ICUに運ばれたました。
頭からは管が出ていたり、心電図を計るための機械が付いていたり・・・
咽に何か入っていたり・・・
麻酔から覚めた後もしばらくボーっとしていて
なんだかジャマなものがたくさん出ているなぁ~^^;位しか記憶にはありません。
その後、しばらくたち咽の管がはずされ
はっきりと目が覚めたのは 「目覚めた?じゃ、歯磨きでもしようか~」 と言う看護師さんの言葉です。
もちろん起き上がることなんて出来ないので、寝たまま歯磨きをし、寝たまま顔を横にしてうがい
これがめちゃめちゃ気持ちが良くて、おかげで完全に目が覚めました。
術後は寝た姿勢のままでいなければいけなかったんですが、徐々に背中を起こしていき
翌日には完全に座る事が出来ました。
その後、直ぐに食事も普通食を食べることが出来
ICUには2泊しただけで一般の病棟に戻る事が出来ました。
その間、痛みのコントロールはまったくしていなかったのに、一度も手術による痛みを感じる事も無く
術後3日目には普通に歩き、1週間後くらいに抜糸が終わった後は、シャンプーも普通にOK。
9日目には外泊する事も出来ました。
もちろん、手術した先生方は大変だったんでしょうが、される側の私は・・・
「思ったよりも、結構楽勝~?」 などと、めちゃめちゃのんきな感想で終了しました。
ちなみに・・・
手術料 1,171,410円 (3割負担で 351,423円)
あくまで私の手術の場合で、当時の金額です(事前の検査などの金額は含まれていません)
参考までに、当時のブログ記事 転移性脳腫瘍の手術Ⅰ 転移性脳腫瘍の手術Ⅱ
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