SSブログ

☆・・2006年5月、肺がん(肺せん癌)のステージⅣと診断されたNONの元気な闘病日記・・☆

もう治る事はない・・・そう言われた “がん” とは、仲の良いお友達になりました。

そして・・・今は “がん” と一緒に、毎日を楽しんでいます。

※これまでの治療のまとめ(治療方法・スケジュール・金額など)※
=色が変わっている文字をクリックすると、記事にジャンプします=

1st:タキソール(パクリタキセル)+パラプラチン(カルボプラチン)
(全Ⅵクール 2006年6月14日~12月5日)

 2nd:イレッサ(ゲフィチニブ)
(2007年4月25日~2008年11月20日)

3rd:タルセバ
(2008年11月21日~2009年1月20日

4th:タキソテール(ドセタキセル)
(全Ⅶクール ~2009年

5th:イレッサローテーション2nd

6th:アリムタ+シスプラチン(ブリプラチン)

7th:カルセド
XVIクール 2010527日~2011723

8th:イレッサローテーション3rd
(2011年8月13日~2011年11月30日)

9th:トポテシン(イリノテカン)
(全Ⅵクール 2011年12月7日~2012年5月31日)

 10Th:TS-1+パラプラチン(カルボプラチン)
(全Ⅳクール 2012年7月4日~9月25日)

11Th:ジェムザール+ナベルビン 
(全Ⅵクール 2012年11月1日~2013年2月14日)

12Th:タキソール+パラプラチン+アバスチン
(全Ⅳクール 2013年3月22日~6月13日)

13Th:治験薬
(2013年8月28日~2014年6月24日:サイクル15)

14Th:ジオトリフ
(2014年7月18日~2014年10月21日)

15Th:タキソテール(ドセタキセル)(2nd)
(全Ⅱクール 2014年11月6日~2014年11月27日)

16Th:アブラキサン+パラプラチン(カルボプラチン)
(2014年12月26日~)

  転移性脳腫瘍の手術 
(2006年5月31日)

ガンマナイフ
(2006年8月2日)

ラジオサージャリー
(2009年2月17日&2009年7月8日

ガンマナイフパーフェクション

全脳照射
(全14回照射予定 2015年1月6日~)

 

その他、病歴などについては、左サイドバーにまとめてありますので
ご覧になりたい方は、クリックして下さい。

元気のない人には私のPowerを~☆   
そして時には私にも皆さんのPowerを分けて下さいね。

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イレッサ関連 ブログトップ

イレッサ訴訟 最高裁、国への訴えについて上告受理しない決定 [イレッサ関連]

肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐり、東日本の患者の遺族が、国と製薬会社を訴えた裁判で、最高裁判所は、このうち国への訴えについて、上告を受理しない決定をし、遺族の敗訴が確定した。
この裁判は、「イレッサ」の副作用をめぐり、死亡した患者の遺族が、輸入を承認した国と、販売元の「アストラゼネカ」に損害賠償を求めているもの。
1審の東京地裁は、薬に添付された文書の「重大な副作用」の記載に「欠陥があった」として、訴えを一部認めたが、2審の東京高裁は、逆に訴えを退ける判決を言い渡した。
遺族は、判決を不服として上告していたが、最高裁は2日付で、国への訴えについて、上告を受理しない決定をし、遺族の敗訴が確定した。
一方、製薬会社への訴えについては、上告を受理したうえで、判決期日を4月12日に指定したが、2審の結論を変更する際に必要な弁論が開かれないことから、上告は退けられ、遺族の敗訴が確定する見通しとなっている。

 FNNニュースより
   http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00243338.html

 

やっとやっと決着がつきましたね・・・

 

“被害者が、やがて加害者になるときもある”

この裁判を通して、わたしが一番感じたことでした。

 

イレッサの副作用によって亡くなってしまった尊い命
その命は一つしかありません。

この裁判によって、その副作用を最小限に抑え、より安全に使えるようにしてくれたこと。
後輩患者の私たちに、命をかけて教えてくれたこと。

そのことは感謝してもしきれません。

 

だけど・・・だんだん イレッサ=悪魔のくすり として定着してしまった負のイメージ

大切なお薬なのに、いちどついてしまったこのイメージのせいで
もし使っていればつなぐことができた命が消えていったことも事実。

勝つことだけにとらわれ過ぎて・・・やり過ぎだったんでしょうかね。

・・・なんとも言えない・・・空しい裁判だったと思います

 

これからも
もっともっとイレッサの真実が伝わって、たくさんの命が繋がリますように。

 

 *参考までに、過去ブログで私のイレッサに対する気持ちが書いてあります。
   カテゴリー:イレッサ関連 →ぽちっ

よかったらぜひ読んでみてくださいね。  

 

イレッサの原告、BPO(放送倫理・番組向上機構)にも申立していました。

*フジテレビ『ニュースJAPAN』が2011年10月に2回にわたって放送した企画「イレッサの真実」に対し、長期取材を受けて番組にも登場した男性が「放送はイレッサの危険性を過小評価し有効性を過剰に強調する偏頗な内容で、客観性、正確性、公正さに欠け、放送倫理に抵触している。こうした放送や、申立人の主義主張とは反する発言の使われ方、取材休憩中の撮影とその映像の放送などによって名誉とプライバシーを侵害された」として、謝罪と放送内容の訂正を求め申し立てたもの。*

だそうな・・・

BPOは先月28日 「放送倫理上、問題があるとまでいえない」
としたものの 「コメントの使い方などで、放送の一部に配慮不足があった」

そう決定がなされました。

前半の部分は当たり前すぎて・・・なんともコメントしようがないですが

後半の部分は・・・言葉はめちゃめちゃ悪いけど
わたしには、この番組が難癖つけられた! としか思えませんでした。

わたしも同じ人に取材を受けましたが、とても気を使っていただいて
言葉が上手く出てこないおバカなわたしに、根気よく付き合ってくれて^^;

やっと自分の言葉で言いたいことが言えた。
そんな取材の仕方でした。

彼が超二重人格で、めちゃめちゃ悪人!
とかいうのだったらアレですが(笑) そんな人じゃないしね。

これもに勝てば少しでも裁判に有利になるための手段・・・
少しでも叩けるものは叩いちゃえ! みたいな感じだったんでしょうかね??
  (ちょっと言い過ぎ・・・かなぁ)

この件について詳しく見たい方はこちらをぽちっ
 http://www.bpo.gr.jp/?p=6399&meta_key=2012

さらに詳しく見たい方は
 http://www.bpo.gr.jp/wp/wp-content/themes/codex/pdf/brc/determination/2012/48/dec/k_cx.pdf

ちなみに ”Aさん” はわたし=NONです。

 

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イレッサ訴訟 (大阪高裁) [イレッサ関連]

5月25日に大阪高裁で行われたイレッサ訴訟、原告側の全面敗訴という逆転判決が下されましたね。

わたしとしては東京に引き続き、納得の結果だったと思います。

  ・・・その日はトポテシンの副作用でぐったりモードだったわたし
     少し元気が出る判決でした・・・

そして、そろそろその副作用からからも抜け出しはじめた今日
改めてニュースをチェックしてみたのですが・・・

判決をそのまま伝えるTVのニュースや新聞は良いとして
他のニュースはまだまだ原告側寄りの考え方なんだな・・・って改めて思いました。

イレッサ訴訟 大阪の動画 ← クリックするといろいろな動画が見れます

その辺の考え方は個人によって違うから、ここでどうこう言うつもりはないですが

イレッサの今の位置づけやその効果について
きちんと把握して伝えているニュースの少なさに・・・かなりガックシしています。

このイレッサ訴訟
ざっくり言えば、副作用(間質性肺炎)がどのように添付文書かれていたか
と言う事が一番であって
そもそも効果ウンヌンという裁判ではないからなんでしょうが・・・
(もちろん裁判では効果については充分認めたうえでの判決ですが)


 

イレッサ=恐ろしい薬

自分や周りの人たちが、肺ガンになってしまった時
こんなイメージをもって、イレッサでの治療を躊躇してしまう人も少なくないと思います。

イレッサ訴訟、上告する方向になりそうですが、この裁判が続く限り
この“イレッサ=恐ろしい薬”というイメージは、ずっと持ち続けられてしまうんでしょうね。

いつも言い続けていることですが・・・
だったら私はせめて、イレッサによって命をつないでもらった肺がん患者として
偏った考えだけではなく、イレッサの真実・・・イヤ、事実を伝え続けたいと思います。



そのイレッサには副作用はあるのかい?

  そりゃーあるよ・・・だって抗がん剤だから・・・
  

で、そのイレッサには効果はあるのかい?

   そりゃーもちろんあるよ! 現に私や多くの肺がん患者の命をつないでいるもの。

 

これから治療をしていく患者さんたちが
イレッサに限らす、いろんな抗がん剤を自分で判断して使えるようになったらいいな。そう思います。

もちろん私も含めてね。




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イレッサ控訴審 〈原告が逆転敗訴〉 [イレッサ関連]

今日は、イレッサ訴訟控訴審の判決の日でした。

私もこの裁判の判決が直接聴きたくて、今回も法廷に行ってきました。

その判決の内容はニュースにもなっているので、すでにご存知の方も多いと思いますが
“原告側が逆転敗訴” と言う結果になりました。

 

・・・この判決は・・・私にとって、やっぱりとても納得のいくものでした。

 

裁判が終わり、原告の近澤さんが話していた事・・・

「判決は厳しいものであったが、私たち原告が今までしてきた成果、そのもっともなる事は
私たちがこの裁判を起こしたことで、販売当初は何百人とあったイレッサによる副作用死が
今年の1月から3月の間わずか4人に減ったこと。」

と、そう言っていました。

その言葉を聞いて、あれっ、今までと言ってる事が微妙に違う??そう感じたのは私だけでしょうか。

なんかそれって・・・この判決が出たから“後付け”の話のように感じてしまいました・・・

 

ホントにそう思うのだったら、最初からもっとこの事を声を大にして言っていれば
今まで薬害だと思って、イレッサでの治療を躊躇ってしまい
結局治療できなかった人たちの命を繋ぐ事が出来たのに!!

そう思ってしまいました。 

 

私たち患者はお薬を選ぶときには、いつも賭けをしています。
このお薬が、自分にとって効果があるのか? 無いのか? って

たとえ、奏効率がたった数パーセントしかないお薬でも
効く、効かない、いつもそのふたつしかない・・・自分にとって、50%の賭け

夢の薬と言われていたイレッサだって、それは同じ事。

そのイレッサを選んで、このお薬に賭けてみよう。
そう思ったからには、やっぱりそれは、選んだ自分達の責任・・・

原告の近澤さんはお嬢さんを亡くし、確かにそれは可哀そうなことだと思うけど
イレッサを選び、この治療にかけよう。そう思ったのは誰よりも患者本人・・・お嬢さんのはず

それを誰かのせいにするのは・・・
残された遺族が、これは自分達のせいじゃない。国や製薬会社が悪いんだ。
そう思いたいって気持ちがあるのかな・・・って気がします。

 

この先 “薬害が野放しにされる判決であり、到底受け入れられない” 
として、原告側は、最高裁に上告する考えみたいだけど・・・

これ以上の裁判は、今、まさに病気と闘っている私たち患者にとっては
不利益にしかならない。そう思います。

 

なんのための裁判なのか・・・?

もちろんこれから治療をしていく患者たちが
そのお薬の真実を知り、そして自分で選んで、治療していけるため・・・

その事を忘れないで進んでいって欲しい。そう思います。

 

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イレッサの真実☆光のわたし [イレッサ関連]

先日、ニュースJAPANで放送された “イレッサの真実” 

わたしのブログのコメントや、メールなど、たくさんの感想をお寄せいただきました。
わたしも放送をみましたが、ほとんどの部分で、これがイレッサの真実なんだ。そう思いました。

それ以上でもなく、それ以下でもない。ホントの真実だって。
患者にとってはごく当たり前の真実だけど・・・
そのことが1人でも多くの人に伝わった事。
それは、今もイレッサによって助けられているわたしにとっては、とても嬉しいことです。

 

今回、沢山の感想を頂いた中で、ある方からのメールに 
前編はまさしく「光と影」を見た思いでした。” と、そう書いてありました。

光と影・・・
私はまさしく “光” の立場なんですが・・・

わたしは今まで、イレッサの効果は絶対にある。そう思いながらも 
“光” だからこそ、逆に “影” とされている原告側の人たちに対して遠慮している部分がありました。

だって、明らかにあちらが弱い立場にある。と思っていたから・・・

大袈裟に書いてしまえば、自分に効果があるのが、逆に申し訳なくて・・・
効果が出る以前に副作用が出てしまって、亡くなってしまった方達に恐縮してしまっていて。

実は、ずいぶん前からこの番組の取材をされていました。
あの震災の影響もあり、途中、中断されていたんですが、
再度、改めて取材の申し入れがあった時

“わたしの考えは大きく変わった” そう答えました。

それは、わたしの中から “恐縮” してしまっていていた部分の変化。
もちろんその気持ちはまだあるけれど、やっぱり 
“事実は事実なのだから、きちんとその事を伝えなくちゃ” っていう気持ちに変わっていった事。

“事実は事実なのだから” っていう、その気持ちは最初から持っていた事で
私が言いたい事には変わりは無いのですが、同じ事を話す時の、私の心の中での変化といったら良いのかな?・・・うまく説明出来なくて、分かりづらいですね・・・スミマセン^^;

 

前回のイレッサ訴訟の控訴審を傍聴した時に、原告側の弁護人が

『今、間質性肺炎などの副作用に注意しながらイレッサを使用しているとしたら、それは今まで多くの患者達が身をもって危険性を示してきたからで、その被害者達の屍の上で築かれたもの』

と言っていました。確かにそうなんだとは思います。

“育薬” という言葉
初めて聞いた時には、その言葉の響き・・・無責任ともとれる言葉に反感を持ったこともあります。

だけど、この裁判を傍聴した後は “育薬” の大事さがわかりました。

 *育薬 ←ぽちっ

この言葉のみで今回の問題は解決は出来ない。とは思いますが
原告側の弁護士が言っていた言葉の矛盾

「今、間質性肺炎などの副作用に注意しながらイレッサを使用しているとしたら・・・」

では、どうして今もイレッサが使われているのか=効果があるから
なんだと
いうことを、わかっている様にも聞こえました。

 

「イレッサ薬害被害者の会」のHPの中で、原告の近澤さんが書いていること
http://i250-higainokai.com/subpage4-katudouki11.html

"そんなに金が欲しいのか・このばかやろー"と罵声を浴びせて行く。
この番組のせいで、そんな人がいると書いてあります。

その人はこの番組をみて、こんな事しか思わなかったんでしょうか?
それも悲しい事だと思いました。

報道された事実を正しく受け止める。
たったこれだけの事なのに・・・正しく受け止めた方がいる中でこういった人たちもいる事。
・・・なんて難しい事なんだろう。そうも思いました。

 

イレッサの副作用によって奪われた命・・・

これからイレッサによってつながれていくだろう命・・・

両方とも重いです。

わたしは、前者(奪われた命)があることを、決して軽視している訳ではないですが
今まさに肺がんの治療をしている。これから肺がんになってしまい、治療を受けていく。
そういった患者たちの選択肢から、イレッサを奪う事になってはいけない。
そう思い、これからもイレッサの良い部分も悪い部分も公平に伝えていこう。そう思っています。

 

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イレッサの真実 [イレッサ関連]

SN3O0649.JPG 肺がん治療薬 “イレッサ” 

前回の私のblogでも少し書きましたが
ニュースJAPAN(フジ)で 『イレッサの真実』 が放送されます。
日にちは、明日5日(水)と明後日6日(木)の2日間。時間は夜11時30分からの予定です。

私が取材されたから観て下さい…と言うことだけでおすすめしている訳じゃなく
ホントに観る価値のある内容だと思っているので、ぜひ[exclamation×2]

 

イレッサについては、みなさまいろんな意見はあるでしょうが・・・

“自分は効いているから” とか
“自分や家族がイレッサの副作用で苦しんだから” とか

難しいでしょうが・・・

そういった “感情” はおいておいて、冷静な気持ちで番組を観てください。
そこからもう一度、イレッサとはなんなのか? ということを自分で判断して欲しい。
そう思っています。

 

イレッサ問題、この事は肺がん患者だけの問題ではないと思います。

この番組を観て、肺がん患者だけではなく、今後、私たちに続く多くの後輩がん患者のためにも
“抗がん剤とはなんなのか?” ということを、もう一度考えてみる・・・
そんなきっかけになったらいいな。って、そう思います。。

 *なお、このblog記事に関しては、あくまでも取材を受けた私がそう感じただけで
  番組の内容とは違う部分も多々あると思います。その辺は了承お願いします*

 

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イレッサ☆ニュースJAPAN [イレッサ関連]

先月から始まった、イレッサ訴訟控訴審。
私も傍聴してきた事は、前にもここに書いたと思います。 * そのときの記事 ←ぽちっ

この裁判、人によっていろんな捉えられ方がされていると思います。

・・・イレッサの副作用、間質性肺炎によって、家族や友人の方を亡くされている方。

・・・間質性肺炎により命の危機にさらされたけど、持ち直すことが出来た患者本人。

・・・今現在、そして過去にイレッサによって延命する事ができた患者本人。

いろんなおもいを抱きながら、この裁判の行方を見ている方たちも多いと思います。


前回の裁判を傍聴し、
原告、被告双方の話しを聞いて私が思ったこと

原告側 “イレッサによって命を落としている”
 アストラゼネカ社は、添付文書において充分な警告をしていない=製造物責任法上の指示警告の欠陥
 国は、添付文書に関する行政指導等を怠った責任がある

被告側 “命を繋ぐイレッサをつくっている”
 販売当初は、間質性肺炎の頻度がそんなに確認されていなかった=添付文書の書き方は妥当

そのどちらが正しいのか、私には良くわかりません。
双方の意見を聞くと、それぞれ “もっともだ” と思うところもあります。


だけど、どうしても譲れない事 “イレッサには効果が無い=薬害” という言葉

は今まで、イレッサのおかげで命を繋いできたし、今もまた命を繋いでもらっています。
そんな私には、この事だけがどうしても納得できません。

もちろん今も間質性肺炎のリスクが減った訳では無いし
それによって命を落としてしまう患者さんもいます。

だけど・・・

そもそも抗がん剤とは、イレッサに限らず、悲しいかな、いろいろな副作用が出てしまうもの
しかも、ステージⅣ、過去の治療回数が多いとなれば、そのリスクが高くなる場合もあります。

イレッサは、確かに他の抗がん剤と比べ、間質性肺炎のリスクは少し高いのかも知れませんが
今は医師の管理化の下、慎重に服用しているの為、もし副作用が出たとしてもすぐに対処でき
それによって命を落とす方もかなり減ってきています。

周りの評判や医師の言葉を聞くのはもちろん大切だけど・・・
これから使おうとしているお薬の事を、自分自身でよく知り、そしてよく考え
今の自分の病状、体の状態を考えたうえで最善なお薬を自分で選ぶ。

そのためには、患者本人、もしくは家族に出来る事は
自分の病気に関しては、プロとまではいかなくても、セミプロ位の知識は持っていなくちゃいけないんだ。
って、つくづくそう思いました。

昔は長年かかって開発されたお薬が、今では数年で販売されているものもあります。
医学の進歩は、本当に目覚しいと思います。

この裁判により
その進歩の勢いを、少しでも減速させてしまうような結果にだけはならないで欲しい。
現役がん患者として、そのことだけを願っています。



フジTVのニュースJAPAN(PM11:30~)で、イレッサについて取り上げられます。
 (
10月5日&6日の2夜連続の予定)

今までのイレッサ報道とは、かなり視点が違う内容だと聞いてます。
興味のある方は、ぜひ観てくださいね~[目] (どちらかにチョコットだけ私も出ま~す。) 

 

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タグ:イレッサ
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イレッサ訴訟控訴審 [イレッサ関連]

昨日は “イレッサ訴訟控訴審” があったので shiyohさん と一緒に傍聴してきました。

SN3O0788.JPG 傍聴券を見事GET

SN3O0786.JPG 裁判所に入る原告

 

お前の考えは浅い! 物事のうわべだけ見て判断している!!  
いつも母にそう言われているわたしですが^^;;

それでもこの訴訟については、わたしなりにいろいろ思うことはありました。
が、その考えは1度白紙に戻し、空っぽな新しい気持ちで、もう一度この訴訟について聞いてみよう。

そんな思いで傍聴させていただきました。

まだ第1回目が終わったばかりなので、なんとも言えませんが

・・・情だけではどうにもならない事がある・・・そんな印象を受けました。

原告側が “薬害” だと思っている限り、この問題は難しいんだろうな・・・

 *薬害 ←ポチッ この言葉理解するの、私には難しいデス^^;

 

余談:この裁判の裁判長、男らしくでカッコ良かったです。
  話し方は、はっきりと明確。
  休廷期間等を利用して、今までの経緯をもう一度熟読、熟知してきた。
  そう冒頭でおっしゃっていた通り、自信に満ち溢れた話し方でした。

ちなみに、3月23にに行われた “イレッサ訴訟の東京地裁判決” の記事はこちらをポチッ

 

そして、傍聴の後のお約束[exclamation&question]

SN3O0789.JPG お疲れさんの一杯[ビール] (ちなみにランチです)

SN3O0791.JPG しようさんチョイス。サーモンバジル[るんるん]
SN3O0790.JPG わたしチョイス。アスパラとゴルゴンゾーラ[るんるん]

とっちもうまうま~[黒ハート]

そして、こちらもお約束の場所を変えての別バラタイム[手(パー)]

SN3O0793.JPG しようさんチョイス。洋ナシのケーキ[るんるん]
SN3O0792.JPG わたしチョイス。ガトーショコラ[黒ハート]

裁判が終わってから、5時間くらいしゃべり倒してしましました~

やっぱりしようさんとのデートは最高に楽しい[ハートたち(複数ハート)]
これからも、傍聴&ランチデートのこのコース、定番に[exclamation]とゆーことで、ぜひヨロスコ[グッド(上向き矢印)]

 

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イレッサ訴訟 [イレッサ関連]

今日、23日は “イレッサ訴訟の東京地裁判決” の日でした。

今は違う薬(カルセド)のおかげで、こうして元気でいることが出来ていますが
過去に2度、イレッサのおかげで命をつなぐことが出来た私。
2007年4月25日~2008年11月20日までと

この判決を直に聞きたくて、Y子RINとMっんと一緒に、東京地裁に行ってきました。

SN3O0038.JPG 判決直前に集会を開く原告

SN3O0041.JPG 抽選でGETした傍聴券

判決は午後3時から言い渡されたのですが・・・
裁判官の声のなんと小さい事^^;しかも超早口^^;;しかもしかも超超短時間^^;;;

初めて法廷に入った私には良く分かりませんが、こんなに長い間争ってきた事への判決なのに
こんなにもあっけ無く終わるもんなんでしょうか・・・・・?

後で聞いた話も合わせて判決文を簡単にまとめると

東京地裁の判決は国とアストラゼネカ両方共に責任を認めるという事。

つまり原告の勝訴です。
(大阪地裁での判決は、アストラゼネカのみの責任を認めると言うものでした。)

その理由は大阪同様、添付文書(副作用)の書き方にあるとの事でした。

理由は同じでも、判決はこうも違うものなんですね・・・

ただし、イレッサの有効性については、はっきりと認めた上での判決文です。

SN3O0042.JPG 判決後、取材を受けている原告

この判決について
この訴訟のすべてを理解しているわけではない私が、ここであれこれ言うつもりは無いですが・・・ 

私は、イレッサも含め、今までの治療が上手くいき
そして、もうすぐ5年が経とうとしていますが

でも、もし私が、仮にいちばん最初にイレッサを使い、その副作用で残念な結果になったとしても
後に続く後輩患者や仲間達の不利益になる事なんて絶対に望まないはず

たとえ、製薬会社や国に非があったとしても、それを認めさせる方法を考えながらも
今、まさに病気と闘っている患者達の事を最優先にする方法であって欲しい。

きっと私はそう願っているはずです。

この先、控訴という方向に進んでいくのか、それともこれで終結するのか分かりませんが・・・

この判決の結果が、これから先の新薬の承認の妨げにならない事を信じています。

 

SN3O0040.JPG ニュースJAPAN(フジTV)の岩澤さん

イレッサの効果は充分にある。

そう確信しながらも、どこかこの “イレッサ訴訟” の成り行きを冷めた目で遠くから見ていた私が
この訴訟の事を、もっともっと深く知りたい。と思うきっかけになった人です。

この岩澤さん、穏やかそうな見た目とは違い?
常人にはとても真似できないパワーで、物事の真相をを追求する人なんです。

そんな彼が取材に取材をを重ね
ニュースJAPANで “イレッサ” について、近日放送する予定だそうです。

私たち肺がん患者やその家族だけではなく、今はがんとは関係ないと思っている人たちみんなも
もう一度真剣にイレッサについて考えるきっかけになるといいな。

そして、抗がん剤というものの “意味” を考えて欲しい。

って、そう思っています・・・

 

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イレッサ [イレッサ関連]

〈イレッサ優位証明できず、積極的選択根拠なし、延命効果既存薬超えず〉

厚労省薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会が1日夜開かれ
副作用死が相次いだ肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)について
市販後調査の結果、既存の薬より高い効果を確認できず
「積極的に選択する根拠はないと考えられる」との検討結果をまとめた。

先日、こんなニュースが流れました。

さあ、第2ラウンドはイレッサでひと勝負!
と思っていた私には、寝耳に水のお話・・・

イレッサとは、肺がん細胞の表皮にある
上皮成長因子受容体と言われるたんぱく質に作用し、癌の増殖を抑える。
と言われている薬。
東洋人、女性、肺せん癌、非喫煙者に特に効果があるとも言われています。

既存の抗がん剤に比べ、健康な細胞を傷つける事が無いので
白血球の低下などの副作用もありません。
ただ、重い肺障害などの副作用により、最悪の場合は死亡するという事実もあります。

確かに他の抗がん剤の副作用には直接、死に繋がるものは少ない。

でも、イレッサの副作用は死に直結している・・・?

効果が出ない人が副作用で苦しむだけじゃたまんないのもわかる。

でも、今はイレッサを服用する前に
薬の効果を予測する遺伝子検査をして(私もすでに検査済み)
OKが出た人が、主に使っているのでは?

それに、それだけの危険を冒してでも、tryする価値のある薬だと思っていた。
(それだけ効果が望める)

でも、副作用の死亡率だけ高く、効果が既存のものと変わらないとなると・・・

まだ、私には試していない抗がん剤がたくさんある。
イレッサは、やはり、最後の切り札的存在なのかとも思ってしまう。

だけど、現に今もイレッサのおかげで元気に過ごしている患者さんもたくさんいる。

結局、何が本当にその人に合うかなんて、やってみなければ分からない。
って事なんだよね。

でも、これでイレッサの販売禁止、なんて事にだけはならないで欲しいな。
って思います。

イレッサを叩く人達は

癌で死ぬのは当たり前だけど
抗がん剤などの副作用で死んでしまうのは、いけない事・・・って言いたいのかな?

でも、その抗がん剤が無かったら
元気に過ごす事が出来ない人達も大勢いるのだから、その薬の良い所は認めて

じゃーどうすれば副作用を少なく出来るのか?

副作用に早く気づけるのか?

っていう方向には、考えられないのかな・・・

だって、どんな薬にだって副作用はある訳じゃない?

こういう薬に関しては、特に前向きに報道して欲しいと、つくづく思いました。

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